行動食を選ぶ際、こんなことで悩んだ経験はありませんか?
- 長期山行に生果実を持っていくと重たいが、果物の甘さが欲しい
- 補給後から即効性のある行動食を探している
- 潤いのある行動食を探している
そんな方におすすめの行動食が、果実系のグミです。
果実系グミ、特に今回紹介するニッポンエールグミを行動食にすると以下のメリットがあります。
- 高カロリー食品である
- さわやかな口当たりで、夏の山行でも食べやすい
- 補給直後からパフォーマンスを向上させられる
- 地元や登山に向かう地域を、食べることで応援できる
そこで今回は、行動食に果実系グミをおすすめする理由と、特におすすめのニッポンエールグミについて解説&紹介します。
・行動食を選ぶ際の基本的な考え方
・グミのカロリーと食べやすさ
・グミの保管温度について
・グミの吸収性
・ニッポンエールグミの特徴
行動食で定期的にエネルギー補給をする!
カロリー消費の激しい登山で、失ったエネルギーを効率的に補給するための食べ物が行動食です。
登山の運動強度は7.5メッツとされています。
これは、座って安静にしている状態の1メッツを基準に、平地歩行の3メッツ、ジョギングやサッカーの7メッツと比較して、高い運動強度であることを示しています。
加えて、登山は運動時間が4時間以上と長時間であるため、エネルギー消費が非常に激しいアクティビティです。
そのため、登山中では、行動食による定期的なエネルギー補給が不可欠です。
失ったエネルギーを素早く補給するため、下記の点に注目して行動食を選ぶことが重要とされています。
- カロリー
- 消化、吸収のしやすさ
- 保存性
- 携行性
- 食べやすさ
- 栄養バランス
また、特に夏におすすめの行動食については、下記の記事にまとめてあります。
是非、参考にしてみて下さい。
行動食に果実系グミをおすすめする理由3選
保存性良く果物のおいしさを味わえる
登山中、フレッシュな果物は汗をかいた体に染みわたり、いつも以上においしく感じられます。
しかし、生の果物を持ち運ぶには重さがネックとなり、カット済みの果実は傷みやすいというリスクも伴います。
特に長時間の山行では、この点が大きなデメリットです。
そんなときにおすすめなのが、果実系グミです。
果物のさわやかな風味を手軽に楽しめ、賞味期限が半年から1年と長いため、長期の山行にも最適な行動食と言えます。
携帯性の良さ
多くのグミはチャック付きの小袋に包装されているため、携行性に優れているのも大きなポイントです。
一度開封しても再度密閉可能で、内容物が飛び出す心配がなく、様々な場所から出し入れできます。
風が強い時や雨天時でも、袋をしっかり閉じられるので安心です。
例えば、ザックのウェストベルトポーチやサコッシュに入れておくことで、歩きながらでも手軽に食べることができます。
食べ終わった後はチャックを締めて、そのまま収納しても内容物がこぼれません。
特にトレランや縦走など、休憩が取りにくかったり、ザックの上げ下ろしに時間がかかる場面では、この携行性が非常に有効です。
エネルギー吸収の素早さ
グミの特徴の一つは、エネルギー吸収が素早いことです。
登山中に特に注意すべき症状の一つにハンガーノックがあります。
ハンガーノックとは、激しい運動を長時間続けた結果、極度の低血糖状態に陥ることを指し、倦怠感や思考力の低下、手足の震え、めまいなどの症状を引き起こします。
こまめなエネルギー補給で予防が可能ですが、万が一ハンガーノックに陥ってしまった場合には、エネルギー吸収の速いグミを食べることが有効な対策の一つです。
実際にグミ一袋を食べた際の検証結果では、1時間で血糖値が約140mg/dl上昇することが確認されました。
このように、ハンガーノックの応急処置として、エネルギー吸収の速いグミは有効です。
行動食に果実系グミを選ぶデメリット
一方、グミには下記のデメリットに留意しておくことも必要です。
身体に負担が掛かる
グミを食べると急激に血糖値が上がるため、身体に負荷が掛かる点に注意が必要です。
特に、下山後余った行動食を自宅や職場で食べる方も多いと思います。
運動していない状態でグミを食べると、血糖値の急激な上昇によってインスリン分泌や血管へ影響を与えます。
長期的に食べ続けると糖尿病や動脈硬化の原因となります。
下山後、余ったグミの食べすぎには注意してください。
暑いと溶ける
グミの主成分はゼラチンであるため、気温40度以上の場所では溶ける可能性があります。
グミの成分であるゼラチンの溶ける温度は、40~50℃であり、高温となる室内や夏場の車内には置いておかないように注意してください。
提供;春日井製菓株式会社
例えば、以下の場所に保管する場合はグミが溶けないよう注意してください。
- 真夏の低山での登山に持っていく
- 黒いザックの雨蓋など温度が上がりやすい場所での保管・携行
- 炎天下の車内に放置する
ニッポンエールグミを徹底レビュー!!
グミを行動食にするなら、ニッポンエールグミをおすすめします。
最大の特徴は日本各地の名産品をグミで楽しみながら応援できる点です。
ここからはニッポンエールグミの特徴について、レビューしていきます。
ニッポンエールとは
ニッポンエールは、日本の農業を応援するために生まれたブランドです。
国産農作物のおいしさと農家の方々の情熱が詰まった商品が、約50種類ラインナップされています。
これらの商品は、食べることで日本の農業にエールを送る意味が込められています。
日本全国47都道府県から届けられる日本産のたべものに、そしてにっぽんに、ここからエールをおくろう。
提供:JA全農 ニッポンエール
例えば、グミは日本各地で収穫されたフルーツを使って作られており、その土地ならではの味を楽しめます。
インスタグラムの公式アカウントでは、グミ以外の製品や、商品の裏側にあるストーリーも紹介されており、日本の農業の魅力を知ることができます。
基本仕様(長野県産 シャインマスカット)
基本的な仕様および栄養素は以下の通りです。
基本仕様
ブランド・製品名 | ニッポンエール 長野県産 シャインマスカットグミ |
---|---|
製造メーカー | 全国農協食品株式会社 |
内容量(重量、本数) | 40g |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存 |
原材料 | 水あめ*、砂糖*、ゼラチン、還元水あめ、麦芽糖、 ぶどう果汁(長野県産シャインマスカット)、酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、光沢剤、香料、着色料(紅花黄、紅麹、クチナシ)、乳化剤 |
栄養成分(40gあたり)
エネルギー | 126kcal |
---|---|
タンパク質 | 1.9g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 31.2g |
食塩 | 0.03g |
日本各地の山の地元を”食べて”応援できる
ニッポンエールグミは、日本の農業を応援するために生まれた商品です。
使用する果実の多くは加工用の原料として一般流通には向かない規格外品も使用しています。
また、新しい品種や普段食べる機会が少なく馴染みのない果実についてもグミとして商品化することで、その果実の知名度向上をはかり、生鮮での販売強化にも繋げることを目的としています。
提供:JA全農 ニッポンエール
例えば、登山で訪れることの多い長野県や岐阜県、山梨県など、その土地ならではの果物を使用したグミを選んでみてはいかがでしょうか。
山の地元の農家を応援しつつ、美味しくエネルギー補給ができるという一石二鳥の行動食です。
果汁入りピューレ
グミ内に果汁ピューレが入っており、果物のおいしさをリアルに楽しめます。
ピューレにより果肉感を楽しめるのは他のグミでは見られない特徴の一つです。
登山に持っていけば、行動食にフレッシュさを取り入れる事ができます。
暑さで溶ける
ネット通販で注文し、8月中旬の朝に自宅の宅配ボックスに到着、その日の午後に回収したところ、一部のグミがくっ付いてしまっていました。
宅配ボックスは全面黒色で当日は猛暑日だったため、高温によりグミが溶けたのだと思われます。
この事から真夏の場合は、
- 直接受け取る
- コンビニ受け取りにする
- 夕方以降の涼しい時間帯を選ぶ
など高温下に長時間放置しない工夫が必要です。
ニッポンエールグミをネット通販する場合は、取り扱う気温にも気を付けて下さい。
まとめ
今回は果実系グミを登山の行動食におすすめする理由3選とニッポンエールグミを紹介しました。
果実系グミを行動食に選ぶ理由は以下の通りです。
- 賞味期限は半年~1年で、保存性良く果物のおいしさを味わえる
- チャック付きの小袋に包装されているため携帯性が良い
- エネルギー吸収が素早く、ハンガーノックの応急処置として有効
また、今回、ニッポンエールグミを実際に調査、購入、食べてみて、以下の点を感じました。
- 地元の農家を応援しつつ、美味しくエネルギー補給ができる
- 果汁入りピューレ入りで、行動食にフレッシュさを取り入れる事ができる
- 高温下に長時間放置すると溶ける
今回の記事を参考に、次回の山行にニッポンエールグミを持って行ってはいかがでしょうか。
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