2024年の富士登山について山梨県側の吉田ルートでは、事前の入山予約や、登山者数の制限、通行時間帯の制限が入ることが周知されています。
これらに加えてに新たな対策が追加されるようです。
2024年の富士登山の規制についてはこちらにまとめてあります。
今回追加となった安全対策と登山者に与える影響、対策について考えてみたいと思います。
追加となった安全対策
記事によると次の対策が追加となるようです。
山梨県ではさらに地元の駅などに規制に関する情報を周知するスタッフのべ500人を新たに配置するほか、登山道の巡回指導をのべ148人に増員して平日も行うこととしました。
提供:Uワク UTV
特に気になったのが、登山道の巡回指導の人数強化と平日の実施です。
これらが登山者にどう影響するか考えてみたいと思います。
登山者への影響と対策
登山者への影響
考えられる影響として“登山中に指導員から声掛け、質問される頻度が増える”が考えられます。
行程や装備、体調などを質問されると思われます。
また、マナー違反やルール違反についても指導が入るかもしれません。
対策
対策については次の点が考えられます。
登山計画を立てておく
最も質問されるのが、行程に関する内容です。
- 今日はどこまで行くか
- どこに泊まるか
- 何時に出発したか(ここまでどれくらい時間がかかったか)
などでしょう。
事前に登山計画をしっかり立てておくと同時に、”午後1時を過ぎたら引き返す”、”雨が降りそうなら中止する”、”風向きや天候によって下山ルートを変える”など、“こうなったらこうする”を決めておくのがおすすめです。
そして、入山前に立てた計画は登山計画書に記載し、入山口のポストに投函するか、コンパスなどのサービスを使って提出してください。
装備を整えておく
次に聞かれる可能性があるのは装備についてです。
- 雨具は持っているか
- 食料や水分はどのくらい持っているか
- 防寒対策はできているか
などでしょう。
富士登山に適した装備を準備しておけば問題ありません。
装備については過去記事にまとめてありますので、参考にして下さい。
マナーを守る
これは対策というわけでは無いですが、近年ニュースに取り上げられるマナーの悪い登山者が多いのも事実です。
弾丸登山がマナー違反云々の前に、
- 麓から持ち込んだゴミを山や山小屋で捨てない
- 石や草木を採集しない、持ち帰らない
- 小屋そばのベンチ等を独占しない
- 体力に見合った登山計画を立てる
を徹底してください。
ちなみに、自分は上記が守れるなら弾丸登山もOKだと思っていますが、行政がその方針でないのは残念です。
思ったこと
巡回指導の増員のニュースを受けて、より人の目を気にして登らなくてはいけなくなったのを残念に思います。
ただ、近年の富士登山のオーバーユースや外国人登山者の増加を考えると仕方がないのかもしれません。
富士山だけでなく、他の山に広がらないこと、皆が自由に山を登れるようになることを願うばかりです。
コメント