- 新品は、すぐサイズアウトしてしまう
- 中古品は、登山用品の状態が分からなくて不安
- 子ども分の登山用品のメンテナンスに手間が掛かる
- レンタルは、都度借りると高くつく
- レンタル品が、子どもにとって安心して使える品質か、気に入るデザインかが気になる
「子ども用の登山用品は、購入してもすぐにサイズアウトしてしまう。」
「中古品は状態や品質に不安がある。」
そんな風に感じたことはありませんか?
実際、成長期の子どもは1年で5~10cmほど成長し、2年ほどでサイズアウトしてしまうことも。
とはいえ、身体に合っていない登山用品を使うと、転倒や、靴ずれを引き起こす可能性があります。
そうした事故や苦い経験は、子どもが登山を嫌いになってしまう大きな原因です。
そんな中、注目を集めているのがOutdoor Pathの“OUTDOOR PASS”。
月額定額で必要な道具を自由にレンタルできるこのサブスクは、「子どもの成長に合わせて、身体に合った登山用品を使わせたい」という人にとって、まさにぴったりのサービスです。
- 子どもの身体に合った登山用品を、サブスクでお得にレンタルできる
- オフシーズンは課金を一時停止できる
- 子どもの登山用品のメンテナンスが不要
この記事を読むことで、OutdoorPathでレンタルできる子ども用登山用品の情報を知ることが出来ます。
\月額3,300円で借り放題!/
\今回のレビュー対象セット/
・これから子どもと登山を楽しみたい方
・子ども用の登山用品レンタルを検討している方
・子どもには身体に合った登山用品で、登山を楽しんでもらいたい方
・OUTDOORPASS会員のサブスクレンタルが気になっている方
Outdoor Pathとサブスクプラン”OUTDOOR PASS会員”の概要

キッズ・ 登山トレッキング 4点セット の レンタル料金 | 日帰り:4,800円 1泊2日:5,600円 2泊3日:6,400円 3泊4日:7,200円 Outdoor Pass会員:3,300円/月※ (※入会金5,500円要) |
---|---|
キッズ・ 登山トレッキング 4点セット の内容 | キッズ・登山トレッキング 4点 レインジャケット レインパンツ バックパック(7L) トレッキングシューズ(登山靴) |
レンタル期間 | 当日~6泊7日から選択 |
受取・返却方法 | 利用開始日の前日までに自宅に宅配/利用最終日に宅配で返送 |
店舗所在地 | 店舗なし |
送料 | 9,550円以上で送料無料 9,550円以下、OUTDOOR PASS会員は別途送料が必要 |
キャンセル料 | お届け日を起点として以下 7日前:無料 3日前~前日:レンタル料の50%+送料 当日以降:レンタル料の100%+送料 |
破損保険 保証金 | なし |
Outdoor PathのインスタやFacebookでは、定期的にクーポンコードやキャンペーンが実施されていますので、利用前に一度覗いてみる事をお勧めします。
OUTDOOR PASSの入会金無料キャンペーンや、レンタル料金の割合サービスがあれば、それらを活用してお得にレンタルしてみて下さい。
OUTDOOR PASS会員について
月々の会費(3,300円/月)だけでギアの利用は無料のサブスクレンタルサービスです。
利用開始時には、入会金(5,500円)が必要となります。
別途地域ごとに送料が掛かる点は注意が必要です。
- 北海道:4,100円
- 北東北:3,300円
- 南東北・関東・信越・北陸(含む愛知):3,060円
- 阪神(大阪 京都 滋賀 奈良 和歌山 兵庫):3,300円
- 山陰山陽四国(岡山 広島 山口 鳥取 島根 香川 徳島 愛媛 高知):3,580円
- 九州(福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島):4,100円
- 沖縄:5,420円
\月額3,300円で借り放題!/
▶ Outdoor Pathでのレンタル方法、OUTDOOR PASS会員登録方法についてはこちらの記事で詳しく比較しています。

OUTDOOR PASS会員のメリット、デメリット

ここでは、OUTDOOR PASS会員に登録し、子ども向け登山用品セットを借りるメリット、デメリットについて解説します。
メリット
- 都度、子どもの身体に合った登山用品をレンタルできる
OUTDOOR PASS会員は注文時に毎回サイズ指定できるので、常に子どものサイズにピッタリの登山用品を使用できます。 - オフシーズンは課金を一時停止できる
OUTDOOR PASS会員は、課金を一時停止することが可能です。
冬や残雪期、梅雨などの登山用品を使用しない月は会費を節約できます。 - 子どもの登山用品のメンテナンスが不要
使い終わった登山用品はそのまま返却するだけ。
子どもの登山用品のメンテナンスの手間が掛かりません。
OUTDOOR PASS会員で子ども用の登山用品をレンタルする最大のメリットは、レンタルの度にサイズを調整できる点です。
子どもは、小学校高学年~中学生にかけて一番成長します。
女の子は年間約8cm程度、男の子は年間約10cm程度伸びることもあり、去年買った登山用品がもう着れない、履けないということも。
OUTDOOR PASS会員なら、注文時にその時の子どものサイズに合った登山用品を選べるので、サイズアウトの心配が有りません。
また、「梅雨時期であまり登山に行けない。」「冬は子どもと登山に行かない。」などの場合は、サブスクを一時停止できます。
会員ステータスを”保留”に変更しておくことで、翌月の請求をパスすることが可能です。

加えて、レンタルした登山用品は下山後、そのまま返却できます。
下山後、子どもの分の登山靴やウェアの洗濯の手間が掛からないのもメリットの一つです。
\月額3,300円で借り放題!/
デメリット
- 3日前以降のキャンセルは、送料の負担が必要
直前キャンセルは、OUTDOOR PASS会員でも送料分のキャンセル料がかかります。 - 色やデザインが選べない
こだわりが強い子の場合、使ってくれない可能性があります。 - 返却の手間が掛かる
OUTDOOR PASSでは、使用日の当日中に返却手続きを行う必要があります。
子どもとの登山では、下山後の食事や入浴に時間がかかるため、返却手続が負担となります。 - 使わない月でも費用(会費)が掛かる
会員ステータスを”保留”にしておくことで、翌月以降の支払いを一時停止可能です。
OUTDOOR PASSは、急なキャンセル時に送料の負担が発生する点に注意が必要です。
子どもとの登山では、前日に急な発熱や、天候の急変によって直前キャンセルをせざるを得ないことも少なくありません。
OUTDOOR PASS会員であっても、レンタル3日前以降のキャンセルには、送料負担が必要となるので注意が必要です。

また、色やデザインが選べないのも、子ども向けレンタルならではの悩みです。
特に年齢が低いお子さんの場合、「この色じゃないと嫌!」といったこだわりを持つこともあります。
Outdoor Pathのキッズレンタルでは色やデザインの指定ができないため、気に入ってもらえず使ってくれないという可能性も否定できません。
キッズ・登山トレッキング 4点セットの中身を徹底チェック!
今回はレンタル品の中で、最も小さいサイズをレンタルしました。
\今回レビューするレンタル品/
- レインウェア:110cm
- トレッキングシューズ:19cm
想定される年齢:4〜6歳
登山用品 | おすすめポイント |
---|---|
![]() 【バックパック】バークレーミニ (THE NORTH FACE) | 通気性の良い背面メッシュ、マジックテープのチェストストラップなど、 子どもでも扱いやすく快適なバックパックです。 詳しく見る |
![]() 【レインジャケット&パンツ】レインテックスユリイカ (THE NORTH FACE) | 子どもとの登山には十分な防水透湿性を備えたレインウェア。 袖口やポケットのベルクロ部も傷みや汚れなく、レンタルの状態は非常に良い。 詳しく見る |
![]() 【登山靴】マリポサトレール Kid’s (モンベル) | BOAシステムを採用し、子どもでも脱着しやすい登山靴。 状態は良いが、多少の使用感あり。 詳しく見る |
【バックパック】バークレーミニ (THE NORTH FACE)

容量 | 7.0 L |
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重さ | 約260g |
大きさ(高さ×幅×奥行) | 28.5 cm×21.5 cm×12.5 cm |
届いたバックパックは緑色のTHE NORTH FACE バークレーミニ。
男の子にも、女の子にも使えるカラーで、レトロなデザインが特徴です。
レンタル品の状態は非常によく、使用感はほとんど見られませんでした。


背面は通気性の良いメッシュ生地になっており、汗っかきな子どもでも背中が蒸れない工夫がされています。
チェストストラップはマジックテープとなっており、手の力が小さな子どもでも容易に留めることが可能です。

バックパック内は1気室構造で、子どもでも扱いやすいよう口が大きく開きます。

【レインジャケット&パンツ】レインテックスユリイカ (THE NORTH FACE)


生地 | 70D/90D ハイベント |
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重さ | 約600g(130サイズ) |
レンタル可能サイズ | 110-140cm |
レンタル品は、ジャケットとパンツがセットのレインテックスユリイカです。
また、生地には2層ハイベント構造を採用。防水、透湿性に優れるナイロン繊維の上にポリウレタンコーティングを施しています。
外からの水を弾いて濡れないのは勿論、ウェア内の湿気も外に排出する工夫がされているのが特徴です。

トドラー、キッズウェアレンタルなので多少の汚れや穴あきを覚悟していましたが、こちらもバックパックと同じく使用感がほとんど全く見られませんでした。
ポケットのベルクロの縫い目のホツレ、袖口の汚れはなく使用回数は非常に少ないと思われます。


パンツも同様に袖のスレ傷もなく、非常に良い状態です。


【登山靴】マリポサトレール Kid’s (モンベル)

調整方法 | BOAシステム |
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重さ | 約250g(20cm 片足) |
レンタル可能サイズ | 19-22cm |
モンベル マリポサトレールKid’sはBoaシステムを採用した登山靴です。
靴の調整はBOAシステムを採用。
靴紐を結ぶのが苦手な小さい子どもでも、ダイヤルを回すだけで簡単に調整できます。

つまみを手前に引くとロックが解除され、靴紐が緩みます。


レンタル品には多少の使用感がありますが、状態は比較的良いと思います。
ソールや内張、インソールの劣化、加水分解は見られませんでした。

ただし、インソールに謎のマーキングありました。
文字(名前?)を塗りつぶした様に見えます。

名前を塗りつぶした様に見えました。

\月額3,300円で借り放題!/
子ども向け登山用品をレンタルする際の注意点
適正サイズと年齢

「子どもはすぐ大きくなるし、少し余裕を持ったサイズでいいかな」と考える方も多いと思います。
しかし、登山では「少し大きめ」が思わぬ危険を招くことがあります。
- 転倒、滑落のリスクが上がる
裾を踏んだり、袖が岩や枝に引っかかると、バランスを崩して転ぶ原因になります。靴の中で足が動くと踏ん張りも効きません。 - 低体温症のリスクが上がる
ウェアにすき間ができると、保温・防風機能が十分に発揮されません。 - 脱着に余計な時間がかかる
サイズが合わないと、着替えやトイレの際に時間がかかり、子ども自身のストレスにもつながります。 - 靴擦れの原因となる
ブカブカの靴では、足が固定されず、擦れやすくなるだけでなく疲労も増します。
登山では、行動中の安全性・快適性がそのまま子どもの体調や機嫌に直結します。ぴったりサイズを選ぶことは、安全の第一歩です。
年齢ごとの平均サイズの目安
年齢 | 平均身長_男子 | 平均身長_女子 | 足の平均サイズ_男女共通 |
---|---|---|---|
5歳 | 110.6cm | 109.6cm | 約17.0〜18.0cm |
6歳 | 116.7cm | 115.8cm | 約18.5〜19.5 | cm
7歳 | 122.6cm | 121.8cm | 約20.0〜21.0cm |
8歳 | 128.5cm | 127.7cm | 約21.0〜22.5cm |
9歳 | 134.0cm | 134.1cm | 約22.5〜23.5cm |
10歳 | 139.7cm | 141.1cm | 約23.5〜24.5cm |
11歳 | 146.0cm | 147.8cm | 約23.0〜24.0cm |
個人差が非常に大きいため、レンタル前に必ずお子さんの実寸を測ることをおすすめします。
OutdoorPathでレンタルできるサイズは7歳前後
Outdoor Pathの子ども用登山用品は、レンタルできるサイズに制限があります。
- 登山靴(19-22cm):6~8歳
- レインウェア(110-140cm):5~10歳
ただし、お子さんの体格には個人差があるため、年齢だけで判断せず、事前に身長や足のサイズを測って確認することが大切です。
レンタル品は登山前に必ずチェック!

登山用品は、子どもの安全を守るための大切な道具。
特にレンタル品の場合は、使用前にしっかり状態を確認しておくことが重要です。
ちょっとした不具合でも、山の中では思わぬトラブルの原因になります。
- 品質状態
ソールの剥がれ、レインウェアの穴あき、ほつれなどがないかを確認しましょう。
靴底の不具合は、転倒や行動不能の原因にもなり得ます。 - サイズは合っているか
注文通りのサイズが届いているか、タグや実物で確認してください。
サイズ違いが見つかったら、早めにショップに連絡しましょう。 - 可動部の使い方、動作確認
ウェアやザックのファスナー、面ファスナー(マジックテープ)がスムーズに動くかどうかも確認しておきましょう。
子どもと開閉の練習をしておくと、当日慌てずに済みます。
特に子ども用の登山用品は、保護者の事前チェックに加え、子ども本人と一緒に着用・動作確認するのがベストです。
「どうやって着るの?」「どこを締めるの?」といった疑問を解消しておくことで、登山当日、スムーズに行動できます。
レンタル品以外の子ども用登山用品の準備

Outdoor Pathのレンタルセットは便利ですが、実際の登山ではレンタル品だけでは不十分です。
特に子ども連れ登山では、天候の変化や体調不良、突発的なトラブルに備えて、追加の持ち物を準備してください。
- 行動着・防寒着(予備含む)
登山中に着る化繊のベースレイヤー(シャツ)や速乾素材のパンツ、ソックスは必須です。
また、濡れたときのための予備の着替えも用意しておくと安心。 - 携帯トイレ・トイレットペーパー
登山中に急にトイレに行きたくなることがあるため、携帯トイレを持っておくと安心です。
トイレットペーパーを合わせて持つと、トイレ以外にも様々なシーンで活用できます。 - 子ども用の日焼け止め&虫よけ
標高が高くなると紫外線が一気に強くなるので、目や肌を紫外線から守る対策が必須です。
また、登山中の虫よけ対策も欠かせません。
子どもの肌は大人よりも敏感なので、低刺激タイプの日焼け止め、虫よけを選ぶようにしましょう。
どれも小さなアイテムですが、有ると無いとでは登山中の安心感が大きく違います。
また、お気に入りのお菓子やジュースを持って行くことで、登山のモチベーションを保ちやすくなります。
レンタルセットをベースに、“お子さんが登山を快適に楽しむための持ち物”をしっかり準備してください。
▶日焼け止めや虫よけ対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。


まとめ
今回はOutdoor PathのOUTDOOR PASS会員で、キッズ・登山トレッキング 4点セットをレンタルしてみました。
OUTDOOR PASS会員なら月額利用料と送料だけで、レンタルする都度、子どもの身体の大きさに合わせてサイズを選択できるのがメリットだと感じました。
成長期の子どもにピッタリのレンタルサービスだと思います。
ただ、Outdoor Pathで気になったのは、登山靴のカバー範囲が狭い事です。
登山靴の目安が~8歳、レインウェアの目安が~10歳であるため、9歳、10歳の登山靴をどうするかが課題となります。
登山靴だけは購入する、他のレンタルサービスを併用するなどを考える必要があります。
過去の記事で、Outdoor Path以外のレンタルサービスについても比較、紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
▶ 登山用品レンタルショップのレンタル料金、内容、特徴、受取方法についてはこちらの記事で詳しく比較しています。

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