9月も終盤に差し掛かり、日中涼しくなってきた頃。
愛知近辺で2歳児の娘でも歩いて楽しめそうなルートとして、馬籠宿~妻籠宿の中山道を歩いてきました。
- 傾斜が比較的緩やかで、小さい子供でも登りやすい登山道
- 途中の休憩ポイントが多い
- ルート沿いにバス停があり、エスケープが容易
- 下山後のご褒美あり!
今まで、御在所岳や五井山、麦草峠などに娘を連れて行きました。
それらと比較して、中山道は初めて子供と一緒に歩くのにピッタリのルートです。
今回は、中山道(馬籠宿⇒妻籠宿)を子連れ登山デビューにおすすめする理由を詳しく解説します。
この記事を読むことで、子供と中山道を歩くための、登山計画が立てやすくなります。
中山道に子供を連れて行く際のポイント
子供でも歩きやすい登山道
馬籠宿~妻籠宿間の登山道は、全行程を通して傾斜が比較的緩やかで、整備も行き届いており、子供でも歩きやすいのが大きなポイントです。
馬籠宿のバスターミナルから、展望台までは石畳の舗装路です。
観光客も多く、小さい子供でも水車や貯め池の魚を楽しみながら登れます。

展望台から少し進むと、土が見える登山道っぽい道が出てきます。
段差は低く傾斜が緩やかなので、2歳でも余裕を持って歩ける道でした。

途中に大きい岩もあり、登って楽しむことも。
道草も子連れ登山の醍醐味ですが、ゆとりを持った山行計画をお勧めします。
(我が家も娘の道草で、計画から僅かに遅れが生じました。)

ルート上の注意点:県道7号線の横断
旧中山道 馬籠宿~妻籠宿間は、県道7号線を何度か横断します。
交通事故には十分注意してください。

休憩ポイントが多い
馬籠宿~妻籠宿の間の代表的な休憩ポイントを紹介します。
ここで紹介する休憩ポイント以外にも、各所にベンチやトイレが設置されており、こまめに休憩を取ることが可能です。
馬籠宿~妻籠宿間の主な休憩ポイント
水車小屋
無人無料の休憩所、ベンチと東屋がある休憩所です。
馬籠宿から歩き始めると、最初の主な休憩場所がこの水車小屋になります。
お食事処 樹里(じゅり)

- 営業時間:10:00~21:00
- 定休日:不定休
- 注意事項:クレジットカード使用不可
最初の有料休憩ポイントです。
「栗こわめし」が名物。
前を通った時にいい匂いがし、休憩するか悩みました。
十返舎一九狂歌碑
水車小屋と同様の無人の休憩所です。
こちらにも、ベンチと東屋があります。
事前にアプリのインストールをしておくと、無料でWifiが使えるようです。
峠の茶屋
- 営業時間:10:30~16:00
- 定休日:不定休
- 注意事項:クレジットカード使用不可
馬籠宿~馬籠峠までで、食事ができる休憩ポイントは樹梨と峠の茶屋です。
我が家は馬籠宿から歩いて2時間程度で到着し、ここで昼食を取りました。

物価高の波はまだ馬籠宿に到達していないようです。
一石栃 立場茶屋(いちこくとち たてば)
- 営業時間:09:00~16:00
- 定休日:無給
- 利用料金:無料 (ただし協力金(チップ)を募っている場合有)
ボランティアの方々が囲炉裏を囲んで無料のお茶や漬物を振る舞ってくれる、癒やしスポットです。

江戸時代末期の建物をそのまま利用しており、南木曽町の有形文化財に指定されています。
現代では見ることのない囲炉裏や古民家を子供に見せてあげられて、親子で良い経験ができました。

馬籠宿~妻籠宿を歩く際の注意点
- 現金が必要
以下の場所では、現金のみ利用可となっています。- 休憩ポイント(樹里,峠の茶屋など)での決済
- 一石栃 立場茶屋の協力金(チップ)
- バス(南木曽町地域バス 馬籠線)の運賃
妻籠宿⇒馬籠宿に戻る、エスケープに利用します。
- スタートとゴールの標高が異なる
スタートとゴールの標高が異なるため、馬籠宿⇒妻籠宿だと下り主体ルート、妻籠宿⇒馬籠宿だと登り主体ルートになります。
馬籠宿~馬籠峠より、馬籠峠~妻籠宿までの距離の方が長くなります。
以上から、子連れなら下りを長く取れる馬籠宿⇒妻籠宿がおすすめです。- 標高について
馬籠宿(バス停):標高577m
馬籠峠:標高790m
妻籠宿:標高430m - 距離について
馬籠宿~馬籠峠:約3.4km
馬籠峠~妻籠宿:約5km
- 標高について

エスケープが容易

同様のバス停が県道7号線に短いスパンで設置されています。
旧中山道の馬籠宿~妻籠宿間は、県道7号線と並走しています。
約2時間おきにバスが走っている為、子どものやる気や、不測のトラブルに合わせ、柔軟にエスケープすることが可能です。
中山道(馬籠~妻籠間)のバス停位置
各バス停の時刻表の確認は以下のサイトを確認ください。
乗換案内 NEXT 馬籠線 南木曽町コミュニティ バス路線図
エスケープ時の注意点
- バスの運賃は現金決済のみ
バス(南木曽町地域バス 馬籠線)の運賃は現金決済のみです。
バス内は混雑することがあるので、事前に1,000円以下の小銭を準備しておいてください。
妻籠~馬籠の運賃は次の通りです。- 大人(中学生以上):600円/回
- 小学生:300円/回
- 未就学児:無料
- 停留所が 2か所(上り/下り)の場所がある
バスの停留所が馬籠方面行と妻籠、南木曽駅方面行の2か所設置されている場合が有ります。
2か所の停留所が設置されている場所では、自分の行きたい方面の停留所か注意してください。

下山後のご褒美あり

娘も満足した様子でした。
馬籠宿、妻籠宿はどちらも観光地になっており、お土産屋さんや甘味処が多く軒を連ねています。
子供に頑張って歩いたご褒美を買ってあげられるのも、このルートのおすすめポイントの一つです。

中山道(馬籠宿~妻籠宿)について
中山道の馬籠宿から妻籠宿へ続く道は、岐阜県と長野県の県境にまたがり、江戸時代の面影を色濃く残す約8.5kmの歴史の道です。
道中の多くは杉林や風情ある石畳に囲まれ、落ち着いた雰囲気が漂っていますが、土や岩の登山道の区間もあり、子供が自分の足で初めて登山に挑戦するのにぴったりです。
ルートの最高地点は標高790mの馬籠峠。
道中には、マイナスイオン溢れる「男滝・女滝(おだき・めだき)」や、江戸時代の休息所を再現した「立場茶屋」など、心惹かれる立ち寄りスポットが点在しています。
また、道端のあちこちに「熊よけの鈴」が設置されているのですが、実際には「鐘」と呼びたくなるほどの立派なもの。
ただ音を鳴らすだけでも、子供にとっては人間と野生動物の距離感を肌で感じる良い機会になります。
RT @maru_ni_no 「クマ」
— 木曽総合地域情報 きそったー! 事務局 (@kisotter) July 17, 2020
中山道、馬籠~妻籠間の所々に設置されている熊除け鐘。#ちゃらぽこTwitter散歩会 pic.twitter.com/c8FXYFPnji
#kisodani
娘はすっかり気に入ったようで、道中のすべての鈴を大喜びで鳴らして歩いていました(笑)。
登山適期は春と秋

中山道(馬籠宿~妻籠宿)の登山適期は5月初旬~6月中、9月中~10月末です。
7月、8月は真夏の日中は、30℃以上の気温となり、熱中症のリスクが高まります。
一方、12月~2月は、積雪や路面が凍結の可能性があり、転倒に注意が必要です。
今回は9月末に馬籠から妻籠へと抜けるルートを歩きましたが、一日を通して気温が安定して涼しく、体力的にも非常に快適でした。
この歴史ある道のりをじっくり楽しむなら、この時期が特におすすめです。
山行記録
駐車場情報
中山道への登山で利用できる、主な駐車場は以下の通りです
馬籠宿側
| 駐車場 クリックでGooglemapを開く | 駐車料金 | トイレ | 収容可能台数 (乗用車) |
|---|---|---|---|
| A-1駐車場(馬籠館) | 500円 1回/24時間 * | 有 おむつ交換台あり | 約50台 |
| A-2駐車場(馬籠館) | 無料* | 有 おむつ交換台あり | 約30台 |
| 島田公園駐車場 | 無料 | 有 | 約20台 |
| B-1駐車場 | 無料 | 有 多目的トイレあり | 約25台 |
| B-2駐車場 | 無料 | 有 多目的トイレあり | 約40台 |
駐車料金を節約したい方は島田公園駐車場やB-1,B-2駐車場の利用がおすすめです。
また上記以外にも、B-3~B-5駐車場や、陣場上駐車場など、いくつかの駐車場が有ります。

馬籠宿までは歩いて10分ほどですが、登山者にはさほど気になる距離ではないと思います。
妻籠宿側
| 駐車場 クリックでGooglemapを開く | 駐車料金 (乗用車) | トイレ | 収容可能台数 (乗用車) |
|---|---|---|---|
| 町営第二駐車場 | 500円/1日 | 有 | 179台 |
| 町営第三駐車場 | 500円/1日 | 有 | 123台 |
| 中央駐車場 | 500円/1日 | 有 多目的トイレあり | 75台 |
えびトイレなどの駐車場設備、駐車料金の面からも、馬籠側に駐車して登山をスタートするのがおすすめです!
行程
山行日程
2025年9月27日
山行時間
- 登り:約2時間
- 下り:約3時間30分
山行の詳細はヤマレコを参照下さい。
スタートは島田公園駐車場から。
娘は、山に行けるとい分かってテンション高めでした。


馬籠宿のメインストリート。
石畳の坂を元気よく登ります。


娘は、盤の上り坂で少し疲れたのか、キャリアに乗ってくれました。
ですが、この後大好きな階段が目に入ると一変、「降りる!」と即座にリクエスト。
疲れよりも、自分の足で階段を攻略したい情熱が勝ったようです。
馬籠上陣場展望台からは恵那山が良く見えました。


展望台から先は登山道っぽい道も出てきます。
娘は岩に登ったり、半分埋まった側溝を線路に見立てて歩いたりして楽しんでいました。


『この岩どうやって登ろうかな?』『側溝⇒線路みたい!』と、頭と体を使って思い切り遊べるのが登山の醍醐味ですね!


登りは7割ほど自分の足で歩いてきた娘。よく頑張りました。
馬籠峠の”峠の茶屋”でお昼です。
そばセットを注文しました。
そばと五平餅2本で1,000円!安い!


馬籠峠からは妻籠宿へ下っていきます。
一般的な登山道よりも、緩い下り坂です。
2歳4か月の娘でも歩きやすく、家族みんなで会話を楽しみながら歩けました。


途中に生えていた、キノコを観察している様子。
自然の中で見つけた小さなキノコを愛でていました。


途中小さな橋を渡ります。
夏のキャンプで沢で水遊びをして以来、沢がお気に入りの娘。
沢の流れをじっと見つめていました。沢が好きなら、大きくなったら沢登り行こうな!


沢を超えて少し進んだ男滝女滝のあたりで、キャリアに乗せました。
大分お疲れだったようで、そこから妻籠宿までは爆睡。


妻籠宿到着後は、みんなでソフトクリームを堪能!
皆さん大分ご満悦です。
下山後、即アイス!最高ですね!


アイスの向かいの建物では、十五夜の飾りつけがありました。
月の形をしたオブジェ、すすき、お団子と、お月見を勉強した娘です。


バス乗り場で待合中。ちゃっかりジュースをゲット!
『パパと一緒に分けて飲もう!』と約束したのに独り占めされました(笑)


まとめ
夏の間、娘と一緒に歩くルートを考えていました。
そんな中、今回選んだ中山道(馬籠宿⇒妻籠宿)は大正解だったと思います。
歩きやすさ、適度な高低差、休憩ポイントの多さ、エスケープのしやすさなど、小さな子供と登山を楽しむのにうってつけのルートです。
また、このルートを歩ききると、縦走の様な達成感を味わえるのも大きなメリット。
ただ、2歳前後の子供がこのルートを自分の足だけで歩ききるのは、非常に大変です。
我が家もいくつかの区間、娘をベビーキャリアに載せました。
- 馬籠上陣場展望台付近:約300m
- 十返舎一九石碑~馬籠峠:約750m
- 男滝付近~妻籠宿:約3.1km
家族みんなで、この達成感を共有するためにも、ベビーキャリアを使うのがおすすめです。
▶ベビーキャリアの選び方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。













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