日中の気温も下がり、外で過ごしやすい季節になってきました。
娘も活発に歩くようになり、以下の条件が当てはまる山として、今回の養老山(小倉山)をチョイスしました。
- 山頂に遊べるスペースが有る
- 麓に楽しめるスポットが有る
- 娘がおとなしく車に乗っていられる距離(愛知から1時間程度)に登山口がある
- 標高1500m以下で、10月でも寒すぎない
養老山(小倉山)は、娘を連れて行きたいと思っていた山の一つです。
今回は実際に小倉山に娘を背負って登って、気づいたことについて記します。
養老山に子供を連れて行く際のポイント
山頂のスペースで子供と遊べる
山頂付近は広くなっており、子供と遊ぶスペースが有ります。
まだ1歳の娘ですが、周りの草花に興味を示したり、走り回ったり満喫していました。
また、東屋が設置されており、日差しを避けてお昼ご飯を食べられます。
麓に露店、お土産屋さんが豊富
駐車場から登山口までは、数々の売店やお土産屋さんが並び、観光客も多く活気ある雰囲気が漂っています。
特に目を引いたのは、地元特産の五平餅。
香ばしく焼かれた五平餅に、甘口のみそだれがたっぷりついています。
我が家も下山後に五平餅を1本購入し、みんなで食べました。
甘口のみそだれが付いた五平餅で、娘も大満足してくれたようです。
また、登山後に一息つくにはオシャレなコーヒーショップ、”とよこま珈琲”もおすすめ!
大人も下山後に楽しめる癒しスポットです。
下山後に家族みんなで楽しめるのスポットが充実しているのが、養老山の魅力の一つです。
野生動物との出会いがある
養老山山頂付近では、思いがけず鹿との出会いがありました。
下山後にヤマップで後調べてみた所、他の登山者も同様の報告をしていました。
どうやら定住しているようです。
いろんな生物の出合い✨養老山 / のろろんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
娘も鹿を見て、興奮気味に『わんわん!(違)』と指差し、目を輝かせていました。
子供にとって、こうした野生動物との出会いは大きな刺激となり、自然の中での学びや感動が広がります。
動物との距離が近く、野生の魅力を感じられる山だと実感しました。
それなりに体力が必要
当初想像していたよりも、体力が必要でした。
理由は次の通り
- 登り3時間、下り2時間で山行時間がそこそこ長い
- 勾配が22°程度と、序盤の登山道が急登
- 無料の養老の滝入口駐車場からスタートすると標高差が750mになる
(登山道まで150m分追加される)
特に娘を背負っての久しぶりの登山だったので、成長した娘の体重と、落ちた自分の体力と2つの面でキツい登山でした。
養老山について
養老山は岐阜県大垣市に位置し、標高859mを誇る養老山地の北端にあります。
山頂は樹林に囲まれて展望が限られていますが、手前にある三方山や小倉山からは、濃尾平野を一望できる広々とした景色が楽しめます。
特に今回訪れた小倉山(養老山から北に約500m)は、展望の良さに加え、東屋も設置されており、家族連れでゆっくりと過ごすのにぴったり。
さらに、野生の鹿に出会える可能性もあり、子供には驚きがいっぱいの山です。
山行記録
駐車場情報
養老山への登山で利用できる主な駐車場は次の二つです
養老の滝入口駐車場
養老の滝入口駐車場 | |
---|---|
駐車料金 | 無料 |
トイレ | 有 |
収容可能台数(乗用車) | 200~300台程度 |
今回は麓の養老の滝入口駐車場に止めました。
駐車スペースは、子供を着替えさせたり、荷物を準備するのに十分な広さがあります。
また、水洗トイレが併設されており、到着後や下山後すぐに利用することが可能です。
養老の滝駐車場
養老の滝入口駐車場 | |
---|---|
駐車料金 | 平日:500円 土日祝:1000円 |
トイレ | 有 |
収容可能台数(乗用車) | 80台(大型バス不可) |
また、有料の養老の滝駐車場を利用することで、入山口近くに駐車できます。
こちらもトイレや売店が整備されており、落ち着いて準備を済ませてから入山できます。
有料駐車場ですが、登山口まで5分ほどで到着でき、すぐに登山を開始できます。
体力に余裕がない方はこちらの駐車場がおすすめです。
養老の滝駐車場(株式会社 養老ロープウェー)
滝に一番近い駐車場なので、「歩くのが苦手」と言われる方に、おすすめスポットです。
収容台数:80台(大型バス不可)
住所:岐阜県養老郡養老町養老公園1290-273
℡:(0584)32-0713
営業時間:9:00~17:00(営業時間延長有り)
料金:軽・普通車…平日500円、土日祝日…1,000円
※7月20日~9月20日、1月1日~1月3日は1,000円
提供:養老町観光協会
行程
山行日程
2024年10月14日
山行時間
登り:2時間30分、下り:2時間ほどでした。
山行の詳細、行動時間はヤマレコを参照下さい。
養老の滝入口駐車場で悠々準備を整えて、いざスタート!
久しぶりの登山でわくわくしながらも、どこか不安げな様子も見られました。
駐車場から遊歩道を40分ほど歩くと養老の滝に到着。
落差50mほどの壮大な滝が姿を現します。
大きな滝と吹き付ける風と水しぶきに、娘も大喜びでした!
沢屋のセンスがあるのかもしれません。
登山口から少し歩いて、養老の滝に注ぐ沢を渡ったら登山スタートです。
沢を見て、『じゃーじゃー!』と大興奮の娘。
将来が楽しみです。
序盤の登山道は本当に急登でした。
つづら折りの登山ルートですが、その斜度も急勾配で疲労がたまります。
階段のステップも大きく、“子供と一緒に歩く”なら、ちょっと大変な登山道だと思います。
今回は娘を背負っての登山だったので、自分がきついだけで済みました(笑)
標高550mほどで尾根に上がります。
斜度が緩やかになりとても歩きやすく、気持ちの良い登山道でした。
娘も気持ちよくなったのか、この辺りから寝てしまいました。
登山道が緩斜面に変わったことで、自分と妻も快適な登山を楽しめました。
小倉山への最後の階段。
ここを登るとすぐに小倉山に到着します。
ここの階段のステップもなかなか大きく、特に下山で苦労します。
小倉山山頂からは濃尾平野が一望できます。
標高1000mもない山ですが、山頂は開けており非常に眺望が良いのがポイント。
またリピートしたくなるくらい素晴らしい眺めでした。
山頂からそれて少し西に入った所に東屋が有ります。
先述の通り、ここで昼食を取り、娘と少し遊びました。
広場の坂道や草花が楽しかったのか、帰る際、ベビーキャリアに載せたら怒られました。(困)
眺望がない事もわかっていたため、今回は養老山本峰には行かず下山しました。
まとめ
登山が久しぶりである事と、娘の体重が重くなった事で、体力的には大変な登山でした。
ただ、行ったことがない山に家族全員で訪れたのは良い思い出になりました。
小倉山は序盤が急登だったり、ステップが急なので、子供と一緒に歩くなら大変だと感じる半面、麓の露店や滝、鹿などの野生動物など楽しめるスポットも沢山あるのが特徴です。
体力に自信のある登山ファミリーは、養老山、小倉山に是非挑戦してみて下さい!
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