- テント泊に挑戦したいが、テントがうまく扱えるか分からない…
- テントは価格が高く、初心者には敷居が高い…
- レンタルテントの状態やブランドは?
- 登山用テントをレンタルする場合の費用は?
「日帰りや小屋泊登山にも慣れ、今年はテント泊に挑戦したい。でも、5万円以上するテントを購入するのはハードルが高い…」 そんな風に感じたことはありませんか?
通常の登山用品レンタルサービスでは、登山用テントを1泊2日レンタルすると、5000円/1回程度の費用がかかります。
これから繰り返しテント泊に挑戦したい方にとって、これもなかなかの負担です。
そんな中、注目を集めているのがOutdoor Pathの“OUTDOOR PASS”。
月額定額で必要な道具を自由にレンタルできるこのサブスクは、「登山用のテントを実際に使ってみたい」「何度かテント泊を経験してからテントを購入したい」という人にぴったりのサービスです。
- 登山シーズン中、登山用テントをコスパ良くレンタルできる
- 購入前に登山用テントを試せる
- テントの片付けやメンテナンスが不要
この記事を読むことで、OutdoorPathで登山用テントをレンタルするメリット、デメリットを知ることができます。
\月額3,300円で借り放題!/
・登山用テントを試してみたい方
・グループ登山で追加のテントが必要な方
・マイテントが故障・修理中で、代替テントを探している方
・テントを決まった期間、年に数回しか使わない方
Outdoor Pathとサブスクプラン”OUTDOOR PASS会員”の概要

テント レンタル料金 | 日帰り:3,750円 1泊2日:4,500円 2泊3日:5,250円 3泊4日:5,750円 Outdoor Pass会員:3,300円/月※ (※入会金5,500円要) |
---|---|
テントの セット内容 | モンベル クロノスドーム1 テント本体 レインフライ グラウンドシート テントポール1組 ペグ14本 張り綱5本、自在付き |
レンタル期間 | 当日~6泊7日から選択 |
受取・返却方法 | 利用開始日の前日までに自宅に宅配/利用最終日に宅配で返送 |
店舗所在地 | 店舗なし |
送料 | 9,550円以上で送料無料 9,550円以下、OUTDOOR PASS会員は別途送料が必要 |
破損保険 保証金 | なし |
Outdoor PathのインスタやFacebookでは、定期的にクーポンコードやキャンペーンが実施されていますので、利用前に一度覗いてみる事をお勧めします。
OUTDOOR PASSの入会金無料キャンペーンや、レンタル料金の割合サービスがあれば、それらを活用してお得にレンタルしてみて下さい。
OUTDOOR PASS会員について
月々の会費(3,300円/月)だけでギアの利用は無料のサブスクレンタルサービスです。
利用開始時には、入会金(5,500円)が必要となります。
別途地域ごとに送料が掛かる点は注意が必要です。
- 北海道:4,100円
- 北東北:3,300円
- 南東北・関東・信越・北陸(含む愛知):3,060円
- 阪神(大阪 京都 滋賀 奈良 和歌山 兵庫):3,300円
- 山陰山陽四国(岡山 広島 山口 鳥取 島根 香川 徳島 愛媛 高知):3,580円
- 九州(福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島):4,100円
- 沖縄:5,420円
▶ Outdoor Pathでのレンタル方法、OUTDOOR PASS会員登録方法についてはこちらの記事で詳しく比較しています。

OUTDOOR PASSでテントをレンタルするメリット、デメリット、おすすめな人
メリット、デメリット

メリット
- 登山用テントをコスパ良くレンタルできる
初年度はテントはレンタルしてコストを抑え、周辺の道具を少しずつ揃えていくスタイルがおすすめ。 - 購入前に登山用テントを実際に試せる
使用感を試しながら2年目以降にテントを探せば、自分にピッタリのテントを購入できます。 - 面倒なテントの片付けやメンテナンスが不要
Outdoor Pathのレンタルなら、使用後はそのまま返却OK。
自宅での面倒なメンテナンスから解放され、登山後の時間を有効に使えます。
OUTDOOR PASS会員でテントをレンタルするメリットは、 コスパの良さと、テント泊の面倒事を任せられる点です。
テント泊を始めるには、テント本体のほかにシュラフ、マット、シュラフカバーなど、総額10万円以上の初期投資が必要になります。
OUTDOOR PASS会員なら、登山用テントを何度でもレンタルできるため、コストを大幅に抑えながらテント泊に挑戦できます。
テント泊の大きな負担の一つが、帰宅後の片付けと乾燥作業です。
OUTDOOR PASSの大きなメリットの一つが、テントの後片付けをしなくてもいい事。

特に、下山翌日が雨天だと大変です。
雨や夜露で濡れたテントやグラウンドシートを干すのは、時間も場所も必要ですが、Outdoor Pathのレンタルテントなら、使用後そのまま返却できます。
\月額3,300円で借り放題!/
デメリット
- 使わない月でも費用(会費)が掛かる
会員ステータスを”保留”にしておくことで、翌月以降の支払いを一時停止可能です。 - テントの受取、返却の手間が掛かる
レンタルの申請をしてからテントが手元に届くまで2日ほど掛かります。
下山当日中の返却手続き(発送)も必要。 - テント泊に付随する登山用品のレンタルが無い
テントマット、シュラフなどは自分で購入するか、他のレンタルサービスと併用する必要があります。 - 借りられるテントはクロノスドーム1のみ
Outdoor Pathで借りれるテントはクロノスドーム1のみ。
色々なテントを試してみたい方や、大人数で止まる大きなテントを探している方には不向きです。
一番のデメリットは、月会費が掛かることです。
サブスクレンタルサービスのOUTDOOR PASSは、月ごとに3300円の会費が掛かります。
「梅雨時期であまり登山に行けない。」「仕事が忙しく今月はテント泊をする余裕がない。」などの場合は、会費が無駄になってしまいます。
そうした場合は、会員ステータスを”保留”に変更しておくことで、サブスクを一時停止し、翌月の請求をパスすることが可能です。

OUTDOOR PASSでレンタルするもう一つのデメリットは、テント以外のテント泊の登山用品がレンタルできないことです。
OutdoorPassには、今のところテント泊で使用するシュラフやマットなどの登山用品レンタルがありません。
テント泊で必須となる登山用品は、自分で購入するか他のレンタルサービスと併用する必要があります。
▶ 登山用品レンタルショップのレンタル料金、内容、特徴、受取方法についてはこちらの記事で詳しく比較しています。

おすすめな人
- 登山用テントの購入を検討中で、まずは試してみたい人
購入前に実際に一晩使ってみることで、設営のしやすさや居住性を体感できます。 - 友人や家族とのテント泊に参加するため、追加のテントが必要な人
普段はソロ用しか持っていない方や、グループ登山でテントが足りないときに便利です。 - マイテントが故障・修理中で、代替テントを探している人
購入や修理のタイミングを急がず、予定通り山行・キャンプを楽しめます。 - 年に数回しか使わないフェスやツーリング、ライトなキャンプに参加する人
保管場所やメンテナンスの手間を考えると、レンタルが合理的です。
例えば、「急に友人にキャンプへ誘われたけど、テントがない」「テント泊登山に初挑戦したいけど、いきなり買うのは不安」
そんな時にOUTDOOR PASSは、コスパ・手軽さ・安心感の三拍子が揃っています。
マイテントが壊れてしまったり、修理が必要になった場合にも、「OUTDOOR PASS」のレンタルテントは有効です。
レンタルテントを、次のテントの購入、修理完了までの「繋ぎ」として活用できるので、キャンプや登山計画を諦める必要はありません。
購入前のお試しとしても、緊急時の代替としても、一時的なアウトドア用途としても、選択肢に入れておきたいサービスです。
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レンタルテント “モンベル クロノスドーム1″の特徴

Outdoor Pathでレンタルできる唯一のテントが、モベルの「クロノスドーム1」です。
クロノスドーム1は1〜2人用の3シーズン対応テントで、春〜秋の登山やキャンプにぴったり。
収納サイズは約16×30cm、重さは約2.0kg。登山用バックパックにも工夫すれば収納できるサイズ感です。
特に初心者に嬉しいのが、設営のしやすさ。
クロス構造のメインポール1本と、クリップ式の本体で、説明書を見ながらでも10分ほどで設営できます。
室内は天井が高く、広さにゆとりが有るので、荷物が多くなるソロキャンプや夏フェスでも活躍します。
レンタル品の詳細内容

レンタル品はOutdoor Pathの段ボールに入れられて届きます。
段ボールは返却時に利用するため、捨てずに残しておくことが必要です。


箱の中に、テント本体、レインフライ、グラウンドシート、テントポール、ペグ、張り綱、返送用の伝票、レンタル品の説明と取扱説明書のコピーが入っています。
レンタル品が到着したら内容物に不足が無いか確認してください。

テント本体

一番大きな袋の中には、テント本体とレインフライが入っています。
ネイビーとホワイトのナイロン生地の方がテント本体です。
今回レンタルしたテントについて、本体上面や底面のナイロン生地に穴あきや汚れは有りませんでした。
テントが使われた形跡がほとんど見られず、ほぼ新品のテントと思われます。


レインフライ

テント本体の上に被せて使用することで、テント本体を風雨から守るのがレインフライです。
テント内の濡れ防止や保温性向上の為、必ず使用してください。
今回レンタルしたクロノスドームのレインフライも、本体同様に穴あきやほつれが無く、非常にきれいです。
また裏側のシームテープについても、加水分解の兆候はありませんでした。
山の上でも性能の低下なく、安心して使えるテントだと感じました。

グラウンドシート

グラウンドシートは、地面とテント本体との間に敷くシートです。
テント本体の下にグラウンドシートを敷くことで、汚れや傷、穴あきからテント本体を保護します。
テント本体が非常にきれいだったので、グラウンドシートシートはある程度汚れていることを想像していました。
しかしながら、こちらも地面側、テント側両面共、汚れや穴あき無く、非常に良い状態です。

テントポール(1組)

テント本体を自立させるために使う骨組み部品です。
クロノスドームのテントポールは、中央のクロスソケットで一組に繋がっている構造で、ワンタッチで展開可能。
2本以上のポールを組み合わせる必要がなく、初心者でも容易にテントの骨組みを組み立てられます。

テントポールはポール内のショックコードが劣化しやすく、伸びて張力が下がったり千切れてしまう事があります。
今回レンタルしたテントのポールはショックコードの劣化の兆候なく、張力の低下も見られませんでした。

インゴムが入っているので、ポール同士をはめ込むとショックコードによりポール同士が引き合います。
ペグ(14組)

テント本体、レインフライを地面に固定するための部品です。
岩や金づちで地面に打ち込み、テントやフライのコードを引っかけて使用します。
ペグには多少の使用感がありました。
差し込み先やヘッド部分が衝撃を受けていることで、曲がったり、傷が着いています。
とはいえ、『1回使ったかな?』位の使用感でした。
ペグが錆びていたり、土や泥の付着は有りません。


張り綱

テント本体、レインフライをペグに固定するための部品です。
自在付ですが、ループの反対側は切りっぱなしになっており、レインフライに結ぶのに時間がかかります。
事前に自宅でレインフライのループに結んでおくのがおすすめです。

結び方は、解け難いボーラインノットかエイトノットが一般的です。
モンベル クロノスドームの実使用レビュー!
組み立て手順について
組み立て手順は、レンタル品に同梱された取り扱い説明書に記載してあります。
また、モンベルのサイトで取説のPDF版をダウンロード可能です。
『取説を家に忘れそう・・・・』『設営手順に不安がある・・・』といった方は事前にダウンロードしてスマホに入れておくと安心です。

テントの組み立て方法の記載があります。

隣のテントとの距離を0.5~1個分ほど空けて、テントを設営する場所を決めてください。
グラウンドシートは、モンベルマークが上向きになるように広げます。
- 水はけのよい場所に設営する
テントの浸漬防止。
雨水の流れた後や、地面が湿っている場所を避けること。 - 入口を風下側にする
風上に向けると、出入りの際に風がテント内に入り気温が低下する。
最悪の場合テントが吹き飛ばされるので注意。 - 平坦な場所を選ぶ
傾いていると非常に寝づらく、テント内での調理や出発準備もやりにくくなる - トイレの近くを避ける
人の出入りによる騒音や、悪臭が睡眠を妨げることがある。

グラウンドシートの上に、テント本体を広げます。テント本体はポールフックが付いている白生地を上にして下さい。
山で使用する場合は、風でグラウンドシートとテント本体が飛ばないよう、ペグでテント四隅の紐(ゴムループではない方)の仮止めが必要です。
(画像はキャンプ場の林間サイトで設営したため、ペグでの仮止めはせず、設営後ペグダウンしました。)
テントポールは、ポール内のショックコード(ゴム紐)に従い、ポール同士、ポールとクロスソケットを接続します。

天頂部のポールフックを、同一線上のポールに引っかけます。

次に、テント本体の四隅の鳩目(銀のリング)にテントポールの先端を差し込み、ポールを自立させてください。
ポールが自立したら、残りのテントフックをポールに引っかけ、テント本体を自立させます。



テント本体とレインフライの出入り口が合うようにし、テント本体の上にレインフライを掛けます。
フライの裏に4か所ベルクロテープが付いており、ポールに巻き付け固定。

フライの裾についている金属フックを、テント本体のゴムループに引っかけます。
フライのループ(4か所)に張り綱を通し、張り綱にテンションが掛かるようにペグで固定してください。
張り綱に付いている自在で綱のテンションを調整したら完成です。
また、クロノスドームの設営方法は、”そらのした”さんのYoutubeが一番わかりやすかったので、組み立て方が分からない方は参考にしてみて下さい。
実際に使って分かった事

室内が広い

クロノスドームは一人で使うなら、かなりゆとりがあると感じました。
展開時の室内の広さは100cm×220cm、一般的なソロ山岳テントよりはかなり広い設計です。
ソロテントですが、互い違いに寝れば、余裕で大人二人は寝れるのでは?と感じました。
室内の広さ | 重量 | 収納時サイズ | |
---|---|---|---|
モンベル クロノスドーム(今回) | 110cm×220cm | 2200g | φ16cm×34cm |
モンベル ステラリッジ1 | 90cm×210cm | 1340g | φ13.5cm×29cm |
ファイントラック カミナドーム1 | 90cm×205cm | 1280g | 8cm×15cm×25cm |
アライテント エアライズ1 | 100cm×205cm | 1360g | φ14cm×29cm |
反面、重量が重たいので長期の縦走には不向きです。
本格的にテント泊登山を続けるなら、山岳テントの購入が必要になってくると思います。
通気性が良い

クロノスドーム1の出入り口はメッシュ素材になっており、虫の侵入を防ぎつつ、空気をしっかり通す設計になっています。
レインフラのベンチレーターや、レインフライと本体の間の適度な隙間により、空気の流れが生まれやすい構造となっているのも特徴の一つです。

実際に外気温が26℃前後の夏の夜に使用したところ、レインフライの入口をすべて閉めた状態でも、テント内に熱気や湿気がこもりませんでした。
一晩中、蒸し暑さを感じることなく快適に眠ることができました。
結露も見られず、夏場でも通気性の高さをしっかり実感できるテントです。
組み立てが簡単で早い
構造がシンプルなので、初心者でも簡単に設営可能かつ組み立てるまでの時間も短いと感じました。
初めてのテント泊に挑戦するには、良いテントだと思います。
- テントポールの組み立てが簡単
ポールとクロスソケット、ショックコードが全て繋がった状態となっている。
折りたたまれているポールを伸ばすだけで、ポールの組み立てと組み合わせが完了する。 - テントポールと本体の(銀のリング)の締結が容易(硬すぎない)
クロノスドームはポールが良く撓(しな)り、鳩目とテントポールの締結が容易です。 - 吊り下げ式テントである
クロノスドームは、テント本体とテントポールはクリップで締結する吊り下げ式です。
スリーブの引っ掛かりが無く、素早くテントを組み立てられます。

クロノスドームのテントポールはよく撓る(しなる)ので、少ない力で締結できました。
\OUTDOOR PASS非会員ならレンタル料3,750円/1回でレンタル可能!/
まとめ
今回は、Outdoor Pathの「OUTDOOR PASS」会員として、モンベルのクロノスドーム1を実際にレンタルして使用してみました。
使ってみて特に印象に残ったメリットは次の2点です。
- クロスソケットと柔軟なポール構造により、テント設営が非常に簡単
- 山岳テントと比べて室内が広く、初めてのテント泊でも快適に過ごせる
特に設営のしやすさは、初心者の使用でも安心感があり、これからテント泊に挑戦したい人にとって大きな魅力だと感じました。
また、OUTDOOR PASS会員ならテントが定額で何度でも借りられるため、経験者でも以下のような使い方でメリットがあると思います。
- テントが壊れた時の一時的な代替先になる
- 初心者を連れて行く際に使う
- テントを年に数回しか使わない人の選択肢になる
一点だけ注意したいのは、現時点(2025年7月)ではテント以外のギア(シュラフやマットなど)のレンタルができない点です。
テント泊をすぐに試したい方は、他のレンタルサービスと組み合わせるか、自前で用意する必要があります。
▶ 登山用品レンタルショップのレンタル料金、内容、特徴、受取方法についてはこちらの記事で詳しく比較しています。

それでも、気軽にテント泊にチャレンジできるサービスとして、「OUTDOOR PASS」はコスパが良く、テント泊デビューにおすすめできる内容でした。
今回の記事を参考にOUTDOOR PASSでテント泊を始めてみてください。
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